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宮舘side
岩本『目黒、ここまででいいよ。
流石にどっかから見られてもマズイ。』
照が、病院の出入口前でそういった。
目黒『確かに。まだ極秘っすもんね。了解しました。』
佐久間『じゃ、また会いに行くね!明日はラウとふっかが来るかな!』
目黒『いやいや、毎日じゃなくて大丈夫っすよ?
みんなちゃんと休んで?忙しいでしょ?』
岩本『ラウは目黒に会うのが1番の回復なんだってよ。ふっかもさ、心配性だから顔見ねぇと安心できないタイプだし。気にすんな。』
そんな会話をしていて、SnowManというのは改めて素敵なグループだなぁと感じていた。
目黒『じゃあ、また。舘さん、退院おめでとうございます。』
宮舘『うん、ありがとう。俺もまた、会いに来ていいかな?』
目黒『はい!待ってますね。』
俺に向けても、嬉しそうな笑顔で答えてくれる。
それに俺も頬が緩んだ。
岩本『じゃ、いくわ。』
佐久間『ばいばーい!』
そういって歩き出そうとした時、
目黒『わっ!』
目黒が乗っていた車椅子が小さな段差に躓いた。
その反動で、目黒の体が宙に浮く。
幸い、とてつもない速さで走った照が目黒を支えたお陰で助かった。
岩本『っぶねぇ...。間に合った。』
目黒『岩本くん、ありがとう。死ぬかと思った..。』
岩本『洒落になんねぇよ...。やっぱあぶねえから俺部屋まで連れてくわ。先に車の方いってて。』
2人が会話しているのが、すごく遠くに感じる。
頭の中に、だんだんと映像が流れてきた。
_
?『○○さん!!』
?『○○?!』
"ドンッ!!!"
っ...。
?『お前のせいで○○がっ!!』
?『○○くんを返してよ!!』
俺が?
俺が、....を?
ごめん、なさい。ごめんなさい。
_
?『...た?』
?『ょうた?涼太!!』
ふと、気づくと目の前には大介がいた。
佐久間『涼太、顔が真っ青だよ?大丈夫?』
宮舘『あ、うん...。大丈夫。』
佐久間『びっくりしたね。』
宮舘『うん、びっくり、した。』
俺を見つめていた大介も、辛そうな顔をしていた。
宮舘『大介の方こそ大丈夫?何か辛い事思い出した?』
佐久間『!..はは、涼太はなんでもお見通しだね。
めめの事故、思い出しちゃった。』
そう悲しそうに笑う大介を、俺は抱きしめるくらいしかできなかった。
自分のあの記憶も多分そうなんだと確信せざるおえなかったからだ。
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りん(プロフ) - ともみさん» こちらこそ、素敵なメッセージありがとうございます! (2022年5月28日 13時) (レス) id: 9dd6c9cdd9 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 涙が止まりませんでした。素敵な小説をありがとうございます。 (2022年5月28日 0時) (レス) @page33 id: aad3573941 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - りんさん» いえいえ! (2021年10月17日 21時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リセルさん» ありがとうございます!訂正します! (2021年10月17日 21時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - すみません、更新された最後のページで、分かり切っただと思いますよ! (2021年10月16日 2時) (レス) @page25 id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2021年6月16日 1時